NPO法人田んぼBLOG
 

大崎市のこどもたちが東京大学で大活躍しました

第3回世界一田めになる学校2012in東京大学を8月9日東京大学 弥生講堂・一条ホールで開催

 世界一田めに学校は、3年前の第1回の立ち上げの時からNPO法人田んぼと東京大学農学部鷲谷研究室が深く関わって実施してきました。マガン(真雁)の里・大崎、コウノトリの郷・豊岡、トキの郷・佐渡の3つの地域が田んぼの生物多様性について、これまで学んできたことを発表し合う機会と、東京大学での新たな学習を展開する機会をつくるのが目的です。授業は、一時間目から始まる学校形式です。一流の講師を招いて、音楽や美術、理科、家庭科などを通して、学び合い、ホームルームでは各地域からの報告、総合学習の時間には、各市の代表となったこどもたちと、会場を満杯にした親子連れのこどもたち200名の皆さんと一緒に、今年のテーマ『小さな命、大きな未来』について話し合いました。

 大崎市のこどもたちはこの学校に先立って、3回の田んぼを中心とした生きもの調査を大崎市内のフィールドで行なって来ました。7月7日は、東北大学川渡フィールドセンターにおいて、当法人副理事長でもある伊藤豊彰先生を講師に行い、農業と生物多様性の関係について学びました。7月16日は、化女沼で昆虫観察と外来魚駆除を実体験し、7月21日は、蕪栗沼の南側に広がる伸萠地区の『ふゆみずたんぼ』で、NPO法人田んぼの研究員を講師として田面や水路の生きものの調査を行なってきたのです。

  その後、この野外調査をもとに、調査地域の動物の多様性の違いをイラストとしてまとめ、その後2回の学習会と話し合いを経て、東大での発表の準備を行って来ました。

2時間目に担任の当NPO法人岩渕理事長の進行で、3市の子供たちによる発表が行われました。

 大崎市の子供たちの発表は、大崎市の紹介から始まり、各学校での取組や事前調査で見つけた生きものの解説、上流と中流二つの田んぼの生きものの比較や、化女沼の昆虫や沼の魚について調査した3か所に生息していた動物種の違いを示しました。そして、最後に生きものがたくさん住める環境を作るためには、どのような取組をしていったらよいかという提言で締めくくりました。それぞれの役割を十分に果たした素晴らしい内容でした。鷲谷いづみ校長からも、科学的な視点でていねいににまとめられた良い発表だったと絶賛されました。

 3時間目の家庭科では、米粉を使ったお菓子の試食があり、豊岡市のバームクーヘン、佐渡市の朱鷺クッキー、大崎市のがんづき(雁好き)の三市スウイーツ・セットが出され、好評でした。

 美術の授業ではプロのイラストレーターの黒田征太郎先生とともに大好きな生きものの絵を大きなキャンバスに描き、それらの生きものを『未来に繋げるために何ができるのか』をこどもたちなりに真剣に考えて発表しました。

 多くの実り多い成果とともに終了した田めになる学校は、参加したすべての人々に感動と未来への希望を与えることができました。『来年もまた、東京大学で会いましょう』という合言葉が、定番の挨拶になった世界一田めになる学校。夏休み中のたった一日だけの学校でしたが、いつまでも子どもたちの心に残ることでしょう。

 

 

 

 


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