NPO法人田んぼBLOG
 

救荒雑草~命を救った雑草たちを食べる~

かつて飢饉や戦争などで、作物を口にすることができないことがありました。そんな時、少しでも人々の飢えをしのぐのに、身近に生えている雑草が役にたってきました。今では死語になりつつありますが、それれらは救荒、雑草と言われています。飽食の時代とよばれている今、どんな救荒雑草がどのように食べられてきたのかを見直します。

歴史上人類が食用にしたことのある植物は、3000種にものぼります。そのうち、人類が栽培しているのは2489種、商業ベースで栽培されているのはそのうちわずか150種しかありません。一方、歴史的記載に見れば救荒植物は約498種にものぼっています。

仙台藩の支藩、一関藩の藩医の建部清庵は、宝暦5年(1755年)に領内の大飢饉(宝暦の飢饉)を経験し、飢饉救済の一助として、同年に草木の食法と解毒法を記載した民間備荒録を出版しました。これは飢饉の際の備考を記したものとすれば、日本で最初の記録です。

 ふだんから食べられる植物を鑑別できる能力を養い、さらに進んでみずから食べる体験しておくことで、有事の時には人を救い、自らも生を全うできます。また、山に登って、携帯していた食糧を食べ尽くした場合や、震災などの災害で、食料が届かない状況にあった場合も、これら救荒雑草はわたしたちの命を救う可能性があります。

今回の田んぼの活動では、田んぼの畦や農道などで見られる救荒雑草を探して、食べるといった体験をしました。ヒレハリソウのように食べられない植物も見分けて、食べられる救荒雑草を探してこの日は、38種もの救荒雑草を採集しました。田んぼのそれを植物ポケット図鑑と建部清庵のリストを見ながらてちねいに分類し、実際に食べてみました。それらのおいしさに子どもたちは、驚きの様子をかくせません。


3:53 PM| お知らせ|master


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