市民調査によってここまで分かる

田んぼの復興

 

津波を被った水田で見つかった水生昆虫の種構成の変化(気仙沼大谷)

市民ボランティア活動により、 津波に被災した農地の生物多様性に関する調査が毎月行われています。

2011年8月と11月の市民調査の結果を示したのが左のグラフです。わずか3ヶ月の間に耐塩性の生物相から淡水性へと大きく変化していることが分かります。このことは、抑塩が確実に起こっていることを示し、土質と水質の化学的データとも一致しています。

津波を被った水田で見つかった水生生物の種構成の変化(寒風沢島)

2011年の4月から、津波に被災した農地の生物多様性に関する出現種のモニタリング調査を行ってきました。その結果を右の表に示します。

津波被災直後の水田にはわずか4種類しか生存していませんでしたが、8月の調査までに多くの生物種が順調に種数を回復したことが分かります。小規模であっても持続的な湛水システムさえあれば、生物は着実に戻ってくるのです。